約30年続けてきたフラワーデザイナーとしての活動は、2020年のコロナ禍で中断。同じ頃に骨折・入院も経験し、長いおうち時間を過ごしました。なんとかフラワー教室を再開したい。少しでも安全な環境を整えて再開したい――。そんな思いで出会ったのが「漆喰(しっくい)」です。
漆喰は、抗菌・消臭・調湿の機能を備え、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを分解する壁材です。最初は教室の壁に漆喰を塗ることを考えましたが、それだけではもったいない。もっと多くの人に、安全で癒しの空間を届けたいと考え、「漆喰の花」づくりに挑戦しました。
時間をかけて失敗を重ね、ようやく完成。制作の担い手がなかなか見つからない中、高齢者の方々や就労継続支援B型施設の皆さまにご協力いただきました。 私は、この「漆喰の花 ラコッタ」を高齢者と障がい者が作る花として世界中に広めたいと考えています。
「自分のところでも作れませんか?」と、他県の施設様からのお問い合わせもいただいています。しかし、現時点では販売ルートが確立しておらず、生産を拡大するのは難しい状況です。それでも、もし安定して売れるようになれば、日本各地で漆喰の花が咲き、高齢者や障がいのある方々が、やりがいや生きがいを持って社会に参画できる――そんな町が全国に広がっていくことを願っています。🌸
